こんにちは、育伸開発です。
前回の記事「【中2英語・指導案】わかりやすい授業はこれ!there構文(1)」ではthere構文の肯定文について授業の進め方を紹介しました。今回はその続きで、疑問文・否定文について基本編を扱っていきます(someとanyを絡めた疑問文・否定文を扱う必要があります)。
疑問文・否定文の基本編ポイント
1.there構文はbe動詞を使った文である
2.be動詞の文は、be動詞を前に出すと疑問文となる
3.be動詞の文は、be動詞にnotをつけると否定文となる。
ではいつも通り授業風に進めてまいります。
be動詞であることに着目
先生:では続きの内容として、there構文の疑問文・否定文の作り方を勉強していくよ。
肯 There is a cup in the box.
先生:肯定文を書いてみました。これを直して行く時のルールだけど、疑問文はbe動詞を前に出す、否定文はbe動詞にnotをつけるんだよ。be動詞の文であることに着目すれば新しく覚える必要無いね。では早速やってみよう。そうすると、疑問文はどうなる?
生徒:Is there a cup in the box?
先生:正解。be動詞をthereの前に出せば疑問文になるんだったね。では訳して。
生徒:その箱の中にカップがありますか。
先生:いいね、~がありますか、と訳してあげればいいんだ。
肯 There is a cup in the box.
↓be動詞を前に出す
疑 Is there a cup in the box? ~がありますか
Yesの返答文を作る
先生:そうすると、その後にはYes,とNo,の返答が考えられるね。Yes, の後は何がくる?
生徒:there is.
先生:その通りだ。Yes,の後には肯定文が来るからthere is a cup in the box.と続ければ良かったね。ただし、くどいところは省略する。だからYes, there is.となる。
先生:ではYesの文を訳して。
生徒:はい、あります。
先生:そのとおり!
Noの返答文を作る
先生:今度はNo,の返事についても確認だ。後に何が来るかな?
生徒:there is
先生:そのとおり!さらにisの後は何が来る?
生徒:not
先生:ナイス!No,には否定後をセットでもって来るからbe動詞の後に否定語のnotを付けるんだったね。もう少し言うと、there is not a cup in the box.という否定文が来ているのだけど、くどい所を省略した形だったんだね。
肯 There is a cup in the box.
↓be動詞を前に出す
疑 Is there a cup in the box? ~がありますか
→Yes, there is a cup in the box.
→No, there isn’t a cup in the box.
否定文を作る
先生:次に、肯定文を否定文に直してもらうよ。どうなる?
生徒:There is not a cup in the box.
肯 There is a cup in the box.
↓be動詞にnotをつける
否 There is not a cup in the box.
先生:そうだ。be動詞にnotをつければ否定文になるんだったね。もちろん短縮形isn’tでも構わないよ。では訳して。
生徒:その箱の中にカップはありません。
先生:いいね。~はありません、と訳してあげよう。どう?疑問文・否定文の作り方のわかったかな。
先生:わかりました!
先生:ではここまでの板書をノートに取ってください。疑問文と否定文の日本語訳も書いておいてね。
肯 There is a cup in the box.
↓be動詞を前に出す
疑 Is there a cup in the box? ~がありますか
→Yes, there is a cup in the box.
→No, there isn’t a cup in the box.
↓be動詞にnotをつける
否 There is not a cup in the box.
以上、疑問文・否定文の作り方基本編でした。時間を節約したい場合は今回の紹介内容を省略して、次回紹介のsomeとanyのパターンに移っても良いです。また、前回紹介のプリントを配って1番から6番までの例文を暗記する宿題を出すと良いでしょう。参考まで。
↑PCでご覧の方、クリックすると以下の画像と同じものを拡大表示します
↓スマートフォンの方はピンチアウトで以下の画像を拡大してご覧いただけます。
つづく
【中2英語・指導案】わかりやすい授業はこれ!there構文(3)