【中2英語・指導案】わかりやすい授業はこれ!there構文(4)完結

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こんにちは、育伸開発です。

前回の記事「【中2英語・指導案】わかりやすい授業はこれ!there構文(3)」では there is ~ の文にsomeやanyを絡めた授業の進め方を紹介しました。今回は完結編として数を尋ねる疑問詞を使った文を扱います。

指導上のポイント

・数を尋ねる場合はhow many ~sの形を持ってくる

・疑問詞を使う文を作る時の手順は、1.尋ねる部分を疑問詞に変える→2.疑問詞を文頭へ持ってくる→3.疑問文をその後ろにくっつける

・疑問詞で聞いている文に返答するときは原則、主語・動詞で始まる具体的な文にするが、今回はthere構の文なのでthere+ be動詞 + 主語の文にする

ではいつも通り授業風に紹介してまいります。

疑問詞の文の作り方の手順確認

先生:気を付け、礼。お願いします!今日はthere構文に疑問詞を絡めるよ。具体的には「そのバスの中に何人の生徒がいますか。」と数を尋ねる文を作れるように勉強していこう。OK?

生徒:はい

先生:そうしたら今回は確認からするよ。疑問詞を使った文を作る時って、いつも確認している手順ワンツースリーがあったね。まず最初は尋ねたい部分を何に変えるんだっけ?

生徒:疑問詞

先生:正解!

<手順>
1.疑問詞へ
2.

先生:今回は数を尋ねたいからhow many ~sを疑問詞の固まりとして使っていくよ。で、その後2番目はどうするんだった?

生徒:文頭へ持っていく

先生:そう、よく覚えてるね。

<手順>
1.疑問詞へ
2.文頭へ
3.

先生:疑問詞や疑問詞の固まりは文の先頭へ持っていくんだった。3番目は?

生徒:疑問文をつける

先生:正解だ、ナイス!

<手順>
1.疑問詞に
2.文頭へ
3.疑問文に
*この板書内容ですが、再現性を持たせるために極力余計な言葉を省いています。全部繋げて「疑問詞に直して文頭に持ってきたら、その後に疑問文をくっつける」というフレーズにしてもいいです。中1で疑問詞whatが出てきますが、その時から疑問詞を学習する度に同じ手順や同じフレーズを確認すると良いです。そうすることで定着が図れますし、ノートを取らせる必要が無くなるので授業時間を効率的に使えるようになります。



手順1.疑問詞に直す

先生:いつもの確認をしたところで、早速例文を見ていこう。

There are forty-four students in the bus.

先生:肯定文を書いたよ。今回はこの下線部分(forty-fourの部分)がわからないので、それを尋ねる文に直していこう。その後返答文も確認するよ。いいかな。

生徒:はい

先生:では手順通りにやっていこう。手順1ね、尋ねたい部分は何になる?

生徒:how many

先生:そう。

There are forty-four how many students in the bus.

先生:数字に線が引いてあるわけで、その数字を尋ねたい時はhow manyを持ってくるんだった。

手順2.疑問詞の固まりを文頭へ移動させる

先生:で、how manyを使うとその後の名詞の複数形まで含めて疑問詞の固まりになるんだったね。だから手順2として、それを文頭へ持っていくよ。

How many students There are in the bus.

先生:こうなったね。

手順3.疑問詞の後に疑問文を持ってくる

先生:そうすると手順3、how many studnentsの後はどうなる?

生徒:are there in the bus?

先生:素晴らしい!疑問詞の後に疑問文をくっつけるから、thereとareをひっくり返してare there in the bus?と続ければいいんだね。良くできました。

How many students are there in the bus?

先生:ではこの完成した文を訳して

生徒:何人の生徒がバスの中にいますか。

先生:いいね。How many ~sの部分を「~が」と訳して何人の生徒が、(are thereを指し示しながら)いますか?(in the busを指し示しながら)バスの中に、という意味になってるね。


返答文を作る

そうしたら、これに対する返答文も作ろう。何人?って聞かれて44人です、って答えることにするよ。

*数字についてですが、fortyはスペルミスしやすい単語です。そのため、fourとのスペル上の区別も含めて44人という例にしました。負荷が低くなるよう、もっと簡単な数字で授業を進めても構いません。

先生:ということなんだけど、最初の2単語は何がくる?

生徒:There are

先生:正解だ。いつも通りのルールだと主語・動詞で始まる文が来るんだけど、今回はthere構文が来るね。だから肯定文の語順のthere、be動詞、主語を持って来よう。

How many students are there in the bus?
→There are

先生:で、その後は何が来るの?

生徒:forty-four

先生:そう。正確にはhow many studentsに対応させてforty-four studentsなのだけど、studentsを省略するのも有りだ。

How many students are there in the bus?
→There are forty-four students.

最後にポイントを書き足してノートを取らせる

先生:ここまで質問ある?

生徒:ありません。

先生:オッケーだね。ではここまでノート取って下さい。最初にポイント書いておくからそこから写してね。

How many ~s are there (場所を表す語句など)?
いくつの~が(場所に)ありますか。
How many students are there in the bus? そのバスの中に何人の生徒がいますか。
→There are forty-four students. 44人の生徒です。

先生:書き写したかな?how manyの文だけど、固まりとしては3つだよ。how many ~s、are there、場所を表す語句だ。この固まりを意識して3つ並べられるよう慣れてね。実は言い慣れないと語順がわからなくなって間違えやすいものなんだ。よろしく。

いかがでしたか。there構文完結編でした。ここまで読んでいただいてありがとうございました。以下ダウンロード用のPDFプリント(無料)となりますのでご利用下さい。

there構文 解答 sizeA4.pdf (108 ダウンロード)

there構文 英作問題 sizeA4.pdf (117 ダウンロード)


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