【小6算数指導案・便利な問題プリント有り】 速さの教え方(1)

スポンサーリンク

こんにちは、育伸開発です。

小6算数で学習する「速さ」の単現について指導マニュアルを作成しました。

この単現は小学6年生の中で最重要なものの一つです。これが出来ないと中学生以降の速さについての方程式問題や理科の物理分野で苦戦してしまうことが必至です。そして公式に頼ってしまうと本質的な理解が出来なくなってしまい、公式を忘れた瞬間解けなくなる危うさを抱えることになります。

このようなことを考えて、「き・は・じ」で代表されるような公式は覚える必要の無いものとして授業を進めていきます。今回は速さを正しい表現で表せるようにするまでの内容です。

速さ指導をする上でのポイント

  • 語句が「距離(道のり)」「時間」「速さ」のどれを表しているか判断できるようにする
  • 速さは単位時間あたりの移動距離を表すことを理解させる
  • 速さをいろいろな単位を使って表すことができるようにする
  • 比例の技を使って答えを出せるようにする(=公式を覚えなくても「距離(道のり)」「時間」「速さ」を出せるようにする)
  • 単位変換に注意させる
  • これらの要素を含めた1枚にまとめた問題プリントを用意しておき、演習で出来るようにしていく

問題プリントですが、以下のものを用意しました。スマートフォンの方はピンチアウトで拡大して見ることが出来ます。

↓以下プリントをダウンロードできます。

速さ 基本問題 sizeA4.pdf (55 ダウンロード)

速さ 基本問題の解答 sizeA4.pdf (36 ダウンロード)

編集して問題を増やしたり数字設定を変えたい場合は以下をご利用下さい。単品での販売も行っております。

ではいつものように授業風に進めてまいります。

目標と距離(道のり)・時間・速さの語句紹介

先生:気をつけ、礼。お願いします!これから「速さ」について学習していくよ。「速さ」は単位時間当たりの移動距離を表す表現なんだけど、それを理解して、どれくらいの速さなのか、どれだけ距離を移動するのか、その時にかかる時間がどれくらいなのかを出せるようにしていこう。と言ったところで、今先生が言ったことはまだよくわからないね。だから一つ一つわかるように説明していくよ。具体的には…

問題
1時間で3km移動する車の速さは時速何kmですか。その場合に6km移動するのにかかる時間は何時間ですか。
答え
時速3km、2時間
*今回の青枠内は必要に応じて板書をしましょう。授業前に書いておくのも良しですが、授業内に全て書いていると授業のテンポが悪くなりやすいです。

先生:こういうのを解けるようにしていこう。ちなみにノートを取る必要はないからね。で、最初に理解したいのがどの語句が何を表しているかだ。

時間 距離 速さ

先生:今回の単現で判断する必要があるのは「時間」「距離」「速さ」だよ。「距離」のことを「道のり」と言う場合があるよ。ということで聞くけど、問題文の「1時間」って今紹介した3つの語句のうち何を表している?

生徒:時間

先生:正解!時間を表す時の単位は分・秒もあるよ。では「6km」は何を表している?

生徒:距離

先生:いいね。他にもm・cmという単位を使うことがあるよ。km・m・cmという単位は長さを表すものだったね。長さも距離も同じ意味で、今回の単現では距離を表す単位として出てくるよ。では時速3kmって何を表している?

生徒:速さ

先生:素晴らしい、正解!これが今回新しく出てきた速さを表している語句なんだ。

*生徒の理解状況に応じて類題を増やして下さい。他に「3km」「2時間」の部分を聞くことが出来ます。速さについては、新たに「分速5m」などと書いて、「これは何を表す語句ですか?」と聞いても良いでしょう。
*ここまででプリントの1番~4番を解けるようになりました。ただ簡単すぎるのと、まだあまり授業が進んでいないので、私はまだプリントをやらせることはしません。



速さの説明をしたら説明できるように練習

先生:で、この時速3kmというのは「1時間で3km移動する速さ」のことだよ。時速の「時」が「1時間あたり」というのを表していて、その後の3kmというのが移動する距離を表しているんだ。ここまでわかった?

生徒:うーん・・・

先生:まだあんまり感覚つかめないよね。でも大丈夫、とりあえず・・・

時速40kmとは 、   で   移動する速さのこと

先生:こう書いたんだけど、これを空欄を含めて言えるようにすればいいよ。具体的には「時速40kmとは、1時間40km移動する速さのこと」となるよ。繰り返すけど、時速40kmってどういう速さ?って聞いたら、1時間で40km移動する速さって答えてね。では次の質問するよ。(40の数字を80に書き換えて)時速80kmって、どういう速さのこと?

生徒:1時間で80km移動する速さのこと

先生:いいね、その通りだ。で、速さを表現する場合、他の単位が使われる場合があるよ。最初の部分は「分速」というものがある。これは「1分で」という意味だ。「秒速」というものも使われるよ。これは「1秒で」という意味だ。そして後半の部分は単位がmやcmとなる時もある。そうしたら確認ね。

分速20m

先生:これってどういう速さ?

生徒:1分で20m移動する速さ

先生:いいね!

秒速2cm

先生:これは?

生徒:1秒で2cm移動する速さ

先生:すばらしい!これなんかだと1秒あたりで2cm移動するから、アリががこんな感じで(指で秒速2cmを実演しながら)進む速さだね。これおそーい!わかった?

生徒:わかりました!

*ここまででプリント5番~8番も解けるようになりました。
普通の生徒ならまだプリント演習に移らなくても良いです。勉強が苦手な生徒はここまでで一度1~8番の問題を解かせましょう。
*この辺りで生徒がスムーズに速さの内容を言えるかどうかは生徒の能力に影響していきます。結構丁寧に確認する授業にしてありますが、10人中6番目くらいの力を持つ生徒であればほぼ大丈夫です。出来が良い生徒であれば、もっと省略して次の内容へ移っても構いません。出来具合が悪ければ類題を出して多めに練習させましょう。



正しく速さを表せるようにする

先生:そうしたらさっきとは逆のことをするよ。

1秒で7cm移動する速さ

先生:これを速さの言い方で何というかな?

生徒:秒速7

先生:あー、おしいね。秒速7cmと最後までいいきろう。秒速の後は距離を表す単位が必要だよ。

*大部分の生徒は~速~cmと言えるでしょう。私は普段から数字だけ言わないで、単位とセットで答えるように、と指示を出しています。単位をおろそかにすると単位変換がからむ問題での対応力を低くしてしまうからです。

先生:では1分で5km移動する速さは?

生徒:分速5km

先生:正解!1分経ったらここから5km先まで行くわけだから、これはかなり速いね。そうしたらここまでの問題を解くよ。プリントの1番から12番を解いて下さい。

*この辺りになると、問題を全て板書する必要ありません。生徒の能力・理解状況に応じて口頭確認に切り替えて下さい。そして、ここまでで9番~12番も解けるようになりました。このタイミングで1番から12番を解かせましょう。ケアレスミス以外はあまり間違えないでしょう。

以下へつづく

【小6算数・指導案】速さの教え方(2)―速さを求める

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする