【中2英語】教える人が知っておくべき間違えやすい一般動詞について2つのポイント

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こんにちは、育伸開発です。今回は中学2年生になってしばらくした頃の生徒が間違いやすいポイントを紹介します。

中学2年生の最初までに学習する内容とポイント

英語で中学2年生の最初の頃の学習内容は過去の文です。中1の最後に「現在進行形の文」や「一般動詞を使った過去の文」を学習します。そして、中2の最初の頃に「be動詞の過去形を使う文」「過去進行形の文」を学習します。

それぞれの単現を学習している間は良いのですが、中2の最初のころになると、実は規則変化動詞の過去形、不規則変化動詞の過去形、~ing形など様々な形を使い分ける必要が出てきます。言い換えれば、中2の最初の定期テストでそれらを正しく使い分けられるようにしておく必要があります。

その中で勘違いしやすいものが決まっていまして、それは3つの一般動詞の変化した形です。ポイントとしては2つに分けることができまして、教える人はその内容を意識していることで生徒のミスにすぐ対応してアドバイスを出すことができます。

ポイント1.studyの語形変化でstudingとミスしやすい
ポイント2.goの過去形とwant(現在形)を混同しやすい

では一つずつ見てまいりましょう。

ポイント1.studyの語形変化でstudingとミスしやすい

「(~を)勉強する」という他動詞を英語にすると、現在形がstudyになりますね。これにingをつけるとstudyingとなります。そこを間違えてstudingとyを取ってしまう生徒が多いです。この原因は三単現のsのついた現在形と過去形がyをiに変えて作ることにあります。

study
三単現のsをつける
studies
study
過去形にする
studied

このように、中1で三単現のSや規則変化動詞の過去形を学習する段階でyをiに変えてesを付けたり、yをiに変えてedを付ける習慣が身につくのです。ところが現在分詞形(~ing形)はこの影響を受けません。

study
ing形にする
studying

みなさんご存知のようにingをつけるときはstudyの語尾のyはそのままにして、単にingを追加するだけです。これは意識して覚えて、そして慣れておかないと間違えます。私も中学生の時はよく間違えていました。何回か同じミスを繰り返して「あ、これ三単現のsや過去形作るときと違うんだ。間違えやすい形なんだ」と気づきました。

このようなミスをした場合、三単現のsをつけた現在形と過去形はyをiに変えるけど、ing付けるときはyをiに変えてngをつけるのはNGだ、気をつけてね、とそれぞれの形を書きながら指摘してあげましょう。逆にこのことを知らない先生は、studingはスペルミスでただしくはstudyingだよ、と指摘しておしまいです。

それだけだと生徒がどういうミスをしやすくて、どのように気をつけなければいけないかまでは意識することができません。その結果同じようなミスを繰り返す可能性が高くなります。


ポイント2.goの過去形とwant(現在形)を混同しやすい

こちらについてはテストなどで出てくる割合が低いので、割と見過ごされやすいです。成績表で4や5を取る生徒もしばしば混同して間違えることがあります。

具体的にはgoの過去形wentと現在形wantのスペルが似ていて混同するというものです。スペルが似ているので発音も似ていますね。

実際にありがちなのはwantをwentとするミスです。

「私は(1個の)リンゴを欲しい。」を英作しなさい。
→× I went an apple.

こうやってしまうケースを時々みます。

生徒が間違えた時は「正しくは動詞の部分がwantだ。go 行く→過去形はwent(ウェント)行った、だね。それに対して(~を)欲しいという単語はwant→過去形はwanted 欲しかった、だね。この過去形wentと現在形wantはスペルが似ているから間違えやすいよ。気をつけよう」などと教えてあげましょう。

これも「欲しいという一般動詞のスペルはwantだよ。」という指摘だけだと、ミスの繰り返し防止効果が低くなってしまいます。

いかがでしたか。2つのポイントについて紹介しました。参考まで。また、以下に確認テスト用のプリントをアップしますので、よろしければお使い下さい。

ミスしやすい動詞 単語テストの答え sizeA4.pdf (99 ダウンロード)

ミスしやすい動詞 単語テストの問題 sizeA4.pdf (103 ダウンロード)

ミスしやすい動詞 日本語訳テストの答え sizeA4.pdf (82 ダウンロード)

ミスしやすい動詞 日本語訳テストの問題 sizeA4.pdf (72 ダウンロード)
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