【小学生の漢字】教える人が知っておくべき混同しやすい漢字11パターン(前編)

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こんにちは、育伸開発です。

多くの小学生が練習に苦痛を感じるのが漢字です。私も小学生の時は漢字を書くことが苦痛でした。会人になって普通に正しく漢字を書けるようになると、それが続くことで正しい書き方が定着します。私もいつしか漢字を書くことが苦痛ではなくなりました。そうすると、何を間違えやすいのかもわかりにくいものです。

漢字を書いたり覚えることを面倒くさいと感じる小学生は、ともすればその場限りで覚えておしまいにしてしまうことが多いです。そうなると混同しやすい漢字をなかなか正しく覚えられません。そのような間違えやすい漢字を集めましたので紹介します。

我が子を教える保護者の方や生徒に漢字を教える先生方、ご参考下さい。

1.土と士

「土」は上の横棒が短いですが、「士」は逆に下の横棒が短いです。

それを漢字の組み合わせにしたのが以下のものです。

2.喜と遠

このように「喜」は士が、「遠」は土が入っています。

ただ、これらは書きなれるとそれほど頻繁にミスすることはないでしょう。

3.使と便

この2つの漢字のミスは多めです。

「使」は横棒の下に「口」を書きます。さらにその後は上を突き出して書き始めます。一方で「便」は横棒の下に書くのは口ではなく「日」です。その後は上を突き出さないで書き始めます。

形が似ていますが、全て逆パターンのようになっているので意識して練習、その後慣れないとミスしやすいです。


4.博と専

「専」はそれ単独で使う時は右上に点が付きません。しかし「博」や「薄」のように「専」が他と組み合わせると全て点が付くようになります。

単独で点が付かない、組み合わせは全て付く、と意識しない限り定着させることが難しいでしょう。

5.改と己

「改」のときは、実は三画目の最後は跳ねません。「己」単独で使うときは最後に跳ねがあります。この影響でほとんどの生徒が「改」の時も三画目を跳ねてしまいます。

大きく図にした漢字は、実はフォントを教科書体にしています。教科書体で正式にはこのような違いがありますが、他のフォントですと「改」は跳ねているのが通常です。そして小学校のテストでここまで細かくチェックしている先生には今のところ出会ったことがありません。

学校の先生でもこの違いを知らない人が多いと思われます。私も塾の先生になって数年してから初めて知りました。

6.末と未

月末の「末」は二本の横棒のうち下側が短くなります。未来の「未」は二本の横棒のうち上側が短くなります。

こちらは慣れればそれほどミス率は高くありません。

つづく

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