生徒が解けなかったり間違えた時にかけると良いお勧めの言葉4つ

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こんにちは、学習塾経営コンサルティングをしております育伸開発です。今回は生徒にかけると良い言葉でお勧めのもの4つ紹介します。

みなさんは何と声をかけていますか

授業をしていれば生徒が問題を解くことが出来なかったりミスすることがあります。勉強をしているわけですから、間違えるのは当然起こることですね。そんな時にみなさんは、普段何と声をかけていますか。

「残念!」

「あらら、間違えちゃったか・・・。」

「惜しいなぁ!」

「えぇ~、こんなのも出来ないの?」

あまり否定的なことを言わない言い方、よくあることでしょう。一番下の「えぇ~、こんなのも出来ないの?」というのはみなさん使ったことありますか。一般的にはこのような言い方は生徒の自信ややる気を奪うものなので、使うべきではないです。しかし私は何回か使ったことがあります。

お勧め1.「えぇ~、こんなのも出来ないの?」

ズバリ、優秀な生徒のプライドを崩してあげてやる気を出させる効果があります。学校でもクラスで1・2を争う生徒であれば、通常の公立中学校の授業でわからないことはほぼ無いでしょう。宿題もすらすら解いてしまうので、難関国私立系の高校を受けることなどを除けば、普段の勉強で困ることがあまり無いことが多いです。

そんな優秀な生徒は普段の自分の出来具合と周りの友達の出来具合を把握することが出来ます。そして自分がどれだけ優秀なのかもわかっています。模擬試験を受ければ偏差値や全体の中での自分の順位も数値で出ています。そういったものを見て、周りに自慢などしなくても、自信を持っているものです。

そんな自信を壊してあげてください。「なにぃ、この私が(俺が)こんなのもできないだと・・・むぅ!」と発奮することになります。

もちろんある程度の指導期間があり、本人の性格もわかっていて、信頼関係が成り立っていないとこの言葉は使えません。優秀な生徒だからといって、入塾したばかりの生徒には使うべきではありません。優秀でも自己肯定感が低い生徒にも向きません。ですから、使う機会はかなり少ないですが、結構やる気出してくれます。たるんでて気を引き締めさせたい時なども効果有ります。

つづけて他のお勧めも紹介いたします。

お勧め2.「良いことやってるね!」

これは、トライ&エラーを繰り返しながら解く問題の時に効果的です。

小学生であれば2桁の数で割る筆算計算は最初は難しいものです。商を立てて余りを出したときに、余りが多すぎると立てた商が小さいという判断で、商を立て直しますね。すぐに正しい商が出ないと不安に思った生徒は間違えたと思って手を止めてしまう場合もあります。小学生はトライ&エラーの方法なんて知らないでしょうから、仕方ないですね。

そんな時に「良いことやってるね!」と言えば安心に繋がります。実際に立てた商が正しくなかったことがわかったわけで、次は商を1つ大きくして計算すればいいのです。無駄なことはしていないし、慣れてくればもっとスムーズに商が立つようになるよ、と声をかけましょう。



お勧め3.「あー、これは難しいやね」

生徒が自ら質問に来たときに使うと良いフレーズです。授業中に出した問題について、生徒に答えを言ってもらおうとしたらわからなかったり間違えた時に言っても良いです。

中には「こんなのも出来ないのか」と思われるのが嫌でなかなか質問をしてくれない生徒がいます。そうは思っていなくても、質問をするということは問題が生徒にとって難しいからであり、その部分を共感してあげるといいのです。生徒が出来なかった理由が生徒の頭の良さ悪さによるものではなく、そもそも難しいから出来なくて普通である、というメッセージにもなります。

こうすることで生徒は安心して次の質問もしやすくなります。たくさん質問をすれば理解も深まりトレーニングすることに繋がりますから、生徒の出来がよくなっていきます。

お勧め4.「解けなかったけど頑張ったのが良かったね!」

数学の図形問題などで解き方をいろいろ試して時間もある程度以上かけた、でも解けなかった。そんな場面に出会うことは多いでしょう。そのような時に生徒にかける言葉です。

テストではどんなに頑張ろうと楽に短時間で解こうとも、正解すれば同じ点数が入ります。逆にすぐに諦めて空欄で提出しようとも、頑張って時間をかけて答えを出しても不正解であれば同じ0点の扱いです。ともすれば生徒は、正解しなければ点数にならないのだからどんなに頑張っても意味が無い、と考えてしまいます。そう考えてしまう生徒は、頑張って解こうとしたのに不正解が続くことで頑張ることを止めてしまいます。

そういうときは頑張りを誉めるとともに、意味があることを伝えましょう。頭をものすごく動かした場合は、解けなくても意味あるんだよ。意味があるだけじゃなくて、すごい良いことをしたんだ。こんな言い方です。

例えば数学の問題で、ある部分の長さを求めるとします。三平方の定理使ってみたけど解けない・・・じゃぁ相似の問題か・・・解けない、いろいろ試したけど解けなかった。こういう状態になれば、最初に面積を求めて、それを底辺に当たる長さで割れば、答えが出るという説明をしておしまいです。後は生徒の中で、このパターンで解けなかったら面積を底辺で割ればいいのか、覚えておこう、となります。

逆に全然頭を動かさなかったら、どのパターンも試さないことになり、練習にすらなりません。そんな生徒より頭を動かす分得点力が上がることになります。そう誉めてあげましょう。

以上お勧めの言葉4つでした。参考まで。

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