的確・親身とは限らない大手学習塾の進路指導の特徴(1)

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こんにちは、育伸開発です。大手学習塾の進路指導について紹介します。

大手学習塾の進路指導といえば、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。豊富な入試情報と的確な進路指導があり、これらは個人塾では真似できない。入試情報と進路指導のことを考えるなら、個人塾に頼るのは不安だが、大手の学習塾であれば安心。そういったイメージを持っている方も多いことでしょう。

ところが必ずしもそうでない状況がありえるのが進路指導です。全ての学習塾で当てはまるわけではありませんが、逆に個人塾が的確・親身であり、大手学習塾が不的確・不親切な進路指導を行う場合が普通に有り得ます。実際に勤務していたことのある、大手学習塾の進路指導がどのようなものだったかを紹介します。その特徴は2つあります。

特徴1.実績校を受験させるために誘導する

特徴2.上位塾生以外はチャレンジ受験をさせないようにする

今回は特徴1.について少し細かく紹介していきましょう。

特徴1.実績校を受験させるために誘導する

学習塾のアピールポイントとして、地域の競合他塾より合格実績が優れているというものがあります。「地域の公立高校トップ校の名前を挙げて「○○高校に80名合格!」などとするものです。こういった合格実績を出すにはそもそも自塾の中から受験する生徒の絶対数が必要です。

以前勤務していた学習塾では会社全体での合格数を80名以上出す、といった趣旨の数値目標が出ました。そしてそれが各教室へ受験者数ノルマになり割り振られました。受験校確定が時期的に近くなると、どの成績の生徒がどこを志望校としているかを報告しなければなりません。割り当てられた数に満たない場合は増やすよう業務命令が出ます。

そうなると教室長は大変です。その実績高校にもう少しで手が届きそうな生徒に「今の安全な高校に満足していいのか?」「もっと上を目指すべきだ」「君なら合格出来る!」と声をかけることになります。

定員割れしている高校は別として、倍率が1倍を超える以上一定の割合で不合格者が出てしまいます。受験する生徒本人や家庭が元々希望していて受験、その結果不合格になるのとでは意味合いが違います。特に希望していなかったが信頼している塾の先生に勧められて受験したら不合格、先生が勧めた本当の理由は実は学習塾の実績のためだったというのであれば、これは本来有ってはならないことです。

的確・親身とは限らない大手学習塾の進路指導の特徴(2)へ

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