こんにちは、育伸開発です。
今回は中3英語で学習する「関係代名詞・目的格編」の模擬授業を行います。(主格編の授業を受けたい方や内容を知りたい方は『【中3英語】頑張る生徒にぜひ読んで欲しい関係代名詞の授業・主格編』をご覧下さい。)
今回の模擬授業内容も長くなりますが、ひとつひとつ丁寧に、わかりやすくなるよう気をつけながら作りました。また一区切りつくと、その都度英作練習を入れることで、慣れて出来るようになってから次に進むように組み立ててあります。
生徒の皆さんはこの授業を受けてたくさん力をつけていって下さい。講師のみなさんは生徒にわかりやすい力の付く授業を展開してあげてください。その参考になればいいなと思います。
みなさん、ファイトー!
目次
関係代名詞・目的格の内容を勉強する上でのポイント
目的格の関係代名詞を学習する上でのポイントは以下の通りです。
- 関係代名詞は接続詞と代名詞の働きを持っている
- 先行詞が人になっている時の目的格の関係代名詞は whom that になる
- 先行詞が人以外の時の目的格の関係代名詞は which になる
- その時「その先行詞を・・・」という意味になるが、日本語には訳されない
- 目的格の関係代名詞thatは先行詞が人でも人以外でも構わない
- 英語にするとき文の成分として目的格の関係代名詞の次には主語・動詞を持ってくる
- 具体的には『先行詞【その先行詞を 主語が ~する】』という先行詞+関係代名詞の固まりを作る
- 目的格の関係代名詞は省略することができる
- 目的格を使った頭でっかち型は「主語が~する先行詞は…」と訳す
これらの内容を今回の授業で押さえていきましょう。では模擬授業を始めてまいります。
関係代名詞の紹介
先生:気を付け、礼!お願いします。前回の授業で主格の関係代名詞について学習したね。今日は目的格の関係代名詞について勉強をしていこう。
先生:目的格の関係代名詞なんだけど、これも主格の関係代名詞と同じで接続詞と代名詞の働きを持つ言葉だよ。ということは、主格の勉強をしたように2つの文を1つの文にくっつけることが出来るので、まずはそれをやって文の仕組みを理解していこう。その時だけど…
先行詞が人で目的格の関係代名詞は・・・whom that
先行詞が人以外で目的格の関係代名詞は・・・which
先行詞が人でも人以外でもオールマイティに使える目的格の関係代名詞は・・・that
先生:このような条件で関係代名詞を使うことになっているよ。先行詞が人で目的格の関係代名詞は whom というのがあってね、これは使うと堅苦しすぎる表現なんだ。その結果現在は英語を話す時にそれを使う人はほぼいないんだよ。ということで、その代わりにオールマイティに使える that を使うからね。
先生:実際に教科書にも whom は出てこないし、試験でも出てこないので、that を使うと覚えておこう。あと、これは特に指示をしない限り授業中はなるべく使わないようにしよう。ここまでいいかな?
生徒:はい。
先生:では確認するよ。先行詞が人で目的格の関係代名詞は何?
生徒:that
先生:正解。では先行詞が人以外で目的格の関係代名詞は?
生徒:which
先生:そうだね。そして先行詞が人でも人以外でもオールマイティに使える目的格の関係代名詞は?
生徒:that
先生:その通りだ。そして、「~を(~に)」にあたる言葉を目的語と言って、その言葉を関係代名詞に変える時は目的格を使うんだよ。その時の関係名詞は「その先行詞を」という意味を持つからね。では実際に2文を1文にくっつけてみて、文の仕組みを見ていこう。
1問目:2文を1文にくっつける
先生:では実際に2文を1文にくっつけてみて、文の仕組みを見ていこう。
先生:「これはペンです。私は毎日それを(ペンを)使います。」と訳せるね。これをくっつけていくんだけど、その時の手順が3つあったね。
*主格編で学習した手順とは以下のものでした。初めて読む人や忘れていた人は以下の手順を確認しておきましょう。
【手順】
1.同じものに線を引く
2.後の線の部分を関係代名詞に変える
3.先行詞(左側の線の部分)が出てくる部分まで書いて、直後に関係代名詞・残りをくっつける
先生:まず手順1、同じものに線を引きたいのだけど…
先生:この2文のうちどれとどれが同じもの?
生徒:pen と it
先生:いいね。これはペンで、私はそれを使う、と言っているけど、それってイコールペンのことだからね。そうすると最初(左側)に線を引いた部分が先行詞になって、後の(右側の)線の部分が関係代名詞になるんだったね。
先生:では手順2だ。後の線の部分を関係代名詞に変えることをしよう。この時に確認したいのが、まず先行詞が人なのか人以外なのかだ。どっち?
生徒:人以外
先生:そうだ、ペンは人ではないね。そして次に確認したいのが、後半の代名詞 it が主格なのか目的格なのか。どっち?
生徒:目的格
先生:そのとおり!「私はそれを使う・・・」という文だから目的格だ。一般動詞の後の目的語の位置に it が来ているから目的格だと判断してもいいよ。ということで、先行詞が人でなく目的格の関係代名詞にしなさいということだ。この場合の関係代名詞は that と which のうちどちらにすればいい?
生徒:which
先生:ナイス。ということで今、後半の関係代名詞を使った部分が…
先生:【I use which every day】と固まりを作ったよ。そうしたら手順3だ。先行詞が出てくる部分まで書いて、直後に関係代名詞・残りをくっつけることをしよう。では左から先行詞が出てくるまで言って。
生徒:This is a pen
先生:そうだ。penという先行詞が出てくるまで言ってくれたね。その後は何がくるのかな?
生徒:which
先生:すばらしい。先行詞の直後には必ず関係代名詞が来るんだったね。だから which だ。ということで…
This is a pen. 【I use which every day】.
→This is a pen 【which 】.
先生:こうなったね。そして カッコの中のwhich 以外の残りをくっつけよう。そうするとくっつける残りの文は何?
生徒:I use every day
先生:そのとおり。ということで…
先生:このようになりました。
1問目の文の構造を見る
先生:では、ここで文の構造を確認していこう。まず関係代名詞を使った固まりが which から every day までになっているね。そして、その固まりが先行詞を修飾して「~する先行詞」と訳すのだった。
先生:更に関係代名詞の固まりの中には主語と動詞があるんだ。確認するけど、固まりの中の主語はどれ?
生徒:I
先生:そうだね。では動詞はどれ?
生徒:use
先生:正解!更に確認するけど、固まりの中の目的語ってどれ?
生徒:which
先生:ナーイス、よく言えたね。その通りで which なんだ。もともと「それを」と訳す目的語の it が which になったわけだからね。
先生:そうすると文の意味を左から確認していくと…
先生:「これはペンです…」とまず言っているね。そしてその後の関係代名詞を使った固まり部分だけ、左から書いている順に意味をとると…
先生:【そのペンを 私が 使う 毎日】と言っているんだ。このように、目的格の関係代名詞の後には【主語(~が)・動詞(~する)】が来るからね。この語順は意識しておこう。もう一度言っておくと、文の成分として目的格の関係代名詞の後には主語が来る。主語の後には(原則)動詞が来る。ここまでいいかな。
生徒:いいです。
先生:では、文全体を訳してもらおう。目的格の関係代名詞が使われている場合、主語の部分を「~が」と訳すといいよ。あと関係代名詞自体は訳に出てこないからね。訳して。
生徒:これは私が毎日使うペンです。
先生:素晴らしい!
これは【私が毎日使う】→ペンです。
先生:うまく「~する先行詞」と訳してくれたね。よく出来ました。ちなみに、目的格の関係代名詞は省略することが出来るよ。では省略した英文言ってみて。
生徒:This is a pen I use every day.
先生:その通り。訳は変わらず「これは私が毎日使うペンです。」のままだよ。
2問目:先行詞が人以外になっている頭でっかち型
先生:では2問目をやっていこう。ここでは頭でっかち型を扱うよ。これは主格編の授業で学習したのと同じように主語が長くなるパターンだったね。ということで2問目となる2つの文は…
先生:これになるよ。ではまず左側の文の訳から確認しよう。ちなみに「picture =写真」「beautiful =きれい、美しい」「took =撮影した、撮った(takeの過去形)」だからね。では左側の文を訳して。
生徒:その写真はとてもきれいです。
先生:いいね、正解。では右側の文を訳して。
生徒:クミがそれを撮りました。
先生:その通り。うまく it の部分を「~を」と強調して訳してくれたね。では早速2文を1文にしていこう。まず手順1、同じものはどれとどれ?
生徒:picture と it
先生:そうだね。では手順2、it を関係代名詞に直すと何になる?
生徒:which
先生:ナイス!先行詞となる picture は人以外で、it は目的格の代名詞だね。ということでwhich に変わるんだ。
先生:ということで2文が今このようになったよ。では2文を1文にくっつけよう。手順3、先行詞が出てくるまでくっつけた英文を言って。
生徒:The picture
先生:その通り。
先生:このように、まず先行詞が出てくるまで書くんだった。ちなみに先行詞の後に必ずくるものって何だった?
生徒:関係代名詞
先生:正解。ということで…
先生:こうなるね。更に残りの関係代名詞の固まりをくっつけよう。残りの固まり言って。
生徒:Kumi took
先生:その通り。つまり後半の文の固まりが以下のように…
The picture (先行詞の直後に入る) is very beautiful.
↑which Kumi took
先生:The picture の後に割り込んでくるんだったね。これが頭でっかち型の特徴だ。ということで…
先生:これが答えだ。
2問目の文の構造を見る
先生:そうしたら確認していくけど、関係代名詞の固まりはどこからどこまでになっている?
生徒:which から took まで
先生:そのとおり。つまり…
先生:このように固まりを作って先行詞である The picture を修飾しているんだ。で、関係代名詞の固まりの中の文の成分を確認していこう。固まりの中の主語と動詞はどれとどれ?
生徒:Kumi と took
先生:正解。では目的語はどれ?
生徒:which
先生:そのとおり。ということで…
先生:【目的格の関係代名詞 主語 動詞】の語順になっているね。では次に固まりの外を見てみよう。外側にある、文全体の主語は何?
生徒:The picture
先生:正解。ではThe picture に対する動詞はどれ?
生徒:is
先生:ナイス!このように文全体の主語と動詞の間に関係代名詞の固まりが挟まれているね。それが頭でっかち型なんだ。意味を左から取ってみると、「写真があって、その写真をクミが撮った、そんな写真はとてもきれいだ。」と言っているんだ。そんな文全体を訳してもらおうか。ポイントは目的格を使った頭でっかち型だから「主語が~する先行詞は…」と訳すよ。では訳して。
生徒:クミが撮った写真はとてもきれいです。
【クミが撮った】写真はとてもきれいです。
先生:素晴らしい、正解!
3問目:先行詞が人になっている頭でっかち型
先生:次に3問目に行くよ。2文だけど…
先生:これだ。1文にくっつけると、2問目と同じく頭でっかち型になるよ。まずは両方の文の意味を確認しておこう。両方訳して。
生徒:その少年は中国語を話すことが出来ます。メアリーは昨日彼に会いました。
先生:いいね。一応確認しておくけど、2文目の文の目的語ってどれ?
生徒:him
先生:そのとおり。目的語は一般動詞の後ろに来るからね。met の後ろにある him が目的語だ。ちなみにこれだけ訳すとどうなる?
生徒:彼に
先生:スンバラスィー!!目的語って「~を」と訳すことが多いけど「~に」と訳すこともあったね。今回は「(人に)会う」という意味の meet (の過去形)が使われているから、その時の目的語は「~に」と訳すパターンだ。
先生:では、1文にくっつけた英文を書いて、それを日本語訳に直して。(生徒のみなさんもメモ紙かノートに実際にやってみましょう)
先生:できたかな?では、答えの英文を言って。
生徒:The boy that Mary met yesterday can speak Chinese.
先生:ナーイス、よく出来たね。2問目と同じようなパターンなんだけど先行詞が人だから目的格の関係代名詞は that になるね。だから…
↑that Mary met yesterday
先生:このように固まりを先行詞の後に入れるようにしよう。そうすると今回の完成した文は…
先生:このようになっているんだ。左から意味を取ると「少年がいて【その少年に メアリーが 会った 昨日】、そんな少年は中国語を話すことが出来る」と言っているね。では訳して。
生徒:【メアリーが昨日会った】少年は中国をを話すことが出来ます。
先生:いいね。「主語が~する先行詞は…」と正しく訳すことが出来たね。ナーイス!
今回の内容プリントを以下からダウンロードしてご利用下さい。
関係代名詞 目的格 問題 sizeA4.pdf (119 ダウンロード)
関係代名詞 目的格 解答 sizeA4.pdf (111 ダウンロード)
4問目:先行詞+【関係代名詞の固まり】の英語表現を作る
先生:ではつづいて、日本語を英語に直せるよう練習していこう。まずは先行詞と関係代名詞の固まりの部分に的を絞ってやっていくよ。
先生:まずはこれだ。で、これを英語表現になおすときは修飾関係がどうなっているかを捉えることが大切なんだよ。具体的には、「主語が~する 」+ 「先行詞」の部分がそれぞれどこなのかを見分ける必要がある。では聞くけど、「主語が~する」の部分の日本語は何?
生徒:私たちが使う
先生:その通り。
先生:そうすると、先行詞の固まりは「その車」となるね。このように修飾関係を捉えたら英語に直そう。この時に…
英語の形 先行詞【その先行詞を 主語が ~する】
先生:このように英語の形は「先行詞があって【その先行詞を 主語が ~する】」を作るんだと意識しよう。目的格の関係代名詞の後には主語・動詞が来るわけだからね。そうしたら、まずは日本語で右側にある先行詞の固まり(その車)を英語に直すよ。最初の2単語は何?
生徒:the car
先生:そうだね。
日本語訳【私たちが使う】その車
英語の形 the car 【 】
先生:こうなるね。次に、先行詞の直後に来る【関係代名詞の固まり】を日本語を考えてみよう。順番を考えて【 】の中に入れるとどうなるかな?
生徒:【その車を 私たちが 使う】
先生:素晴らしい!【その車を 私たちが 使う】とやってあげよう。ちなみに「その車を」の部分は先行詞の直後だから関係代名詞にしてね。では今のを英語にして言って。
生徒:which we use
先生:ナーイス!
日本語訳 【私たちが使う】その車
英語の形 その車【その車を 私たちが 使う】
英語表現 the car【which we use】
先生:こうなりましたー!よく出来ました!
5問目:尾ひれ型の英文を作る
先生:ではつづいて、さっき作れるようになった the car which we use を入れた英文を作れるようにしよう。5問目の日本文は…
先生:これだ。英文を作る時に判断するのは「尾ひれ型」なのか「頭でっかち型」なのかだ。この日本文から判断するとどっちだと思う?
生徒:尾ひれ型
先生:正解。日本語の主語が「これが…」と短いからね。逆に頭でっかち型だと「【主語が~する】先行詞は…」という訳になってるはずだ。ということで尾ひれ型だね。そうすると短い主語とその後に来る動詞を英語で言ってみて。
生徒:This is
先生:ナイス。「これは~です」という文は英文で「This is ~.」だね。
This is …
先生:ではその後に付ける「先行詞+【関係代名詞の固まり】」を英語で言うと何?
生徒:the car which we use
先生:その通り。
This is the car【which we use】.
先生:こうなるね。よく出来ました!
6問目:頭でっかち型の英文を作る
先生:では次の問題を扱うよ。さっき作れるようになった the car which we use を入れた英文で問題を出すからね。ということで6問目の日本文は…
先生:これを英文にしていこう。ちなみに「便利だ= useful」だよ。「主語は~だ」とか「主語は~である」という英文を作るときはbe動詞を使って「主語 is ~.」という形にするよ。
先生:では確認するけど、英文にすると「尾ひれ型」か「頭でっかち型」になるのか、この日本文から判断するとどっち?
生徒:頭でっかち型
先生:正解。日本語の主語が「【私たちが使う】その車は…」となっているね。これは「【主語が~する】先行詞は…」という頭でっかち型のパターンだった。
そうしたら英文の最初に来る先行詞とその後に来る関係代名詞の固まりを英語で言ってみて。
生徒:The car which we use
先生:いいね。この部分は4問目と5問目で作ったものと全く一緒だ
The car【which we use】…
先生:ではその後に付ける文全体の動詞と残りを英語で言ってみよう。
生徒:is very useful
先生:その通り。
The car【which we use】is very useful.
先生:「その車は便利だ」と「主語は~だ」というパターンになっているから、「主語 is ~.
」の形を持ってくればいいね。よく出来ました!
7・8・9問目:類題で更に慣れていきましょう
先生:では7・8・9問目ね。ちなみに7番だけ文ではないので、一番最初の文字は小文字で書いて、最後にピリオドを付けることもしないよ。
8.彼女は私が好きな(その)歌手です。
9.私がとても好きな(その)歌手はきれいです。
先生:これらを英語に直していこう。パターンとしては4・5・6問目と同じにしてあるよ。ちなみに「好む(好き)= like 」、「~をとても好む(~がとても好き)= like ~ very much」だよ。
先生:そうするとまず7番だけど、修飾関係がどうなっているのかを把握しよう。「主語が~する」の部分の日本語は何?
生徒:私がとても好きな
先生:その通り。ということで…
先生:このようになるね。そして先行詞の固まりは「その歌手」だ。修飾関係を捉えたので英語に直そう。この時に…
英語の形 先行詞【その先行詞を 主語が ~する】
先生:このように英語の形を作るんだったね。今回は…
英語の形 その歌手【その歌手を 私は 好む とても】
先生:このような語順で英語の形を作ればいいね。では英語に直してみて(みなさんもノートやメモ紙に英語を書いてみましょう)。
生徒:the singer
先生:その歌手…ふむふむ、続けて。
生徒:that
先生:その歌手を
生徒:I like very much
先生:私は好むとても
日本語訳【私が とても 好む】その歌手
英語の形 その歌手【その歌手を 私は 好む とても】
英語表現 the singer【that I like very much】
先生:よくできたね、正解!「先行詞【その先行詞を 主語が ~する】」という英語の形を正しく作ってくれました。ナーイス!そうしたらこの英語表現を使う8番と9番の日本文を英文に直してみよう(みなさんもノートやメモ紙に英文を書いてみて下さい)。
9.私がとても好きな(その)歌手はきれいです。
先生:では確認するけど、8番はどっちの型になる?
生徒:尾ひれ型
先生:正解。日本語訳の主語が「彼女は…」と短いね。だから She is と書き始めて文末の位置に先行詞+【関係代名詞】の固まりを持ってくるパターンだ。では答えの英文を全部言って。
生徒:She is the singer that I like very much.
先生:素晴らしい!
She is the singer【that I like very much】.
先生:9番をやっていこう。これを英文に直すとどっちの型になる?
生徒:頭でっかち型
先生:いいね。日本文が「~が…するその歌手は」と主語が長いから頭でっかち型だ。では答えの英文はどうなる?
生徒:The singer that I like very much is beautiful.
先生:ナイス!
The singer【that I like very much】is beautiful.
10・11・12問目:関係代名詞を使わないパターンと区別しつつ型が何か判断して英作
先生:では10・11・12問目ね。英作してみよう。ただし10番だけは文ではないので、最初を小文字で書き始めて最後もピリオドを付けないようにね。
10.the ( ) ( ) ( ) to see
11.The ( ) ( ) ( ) to see ( ) Bob.
12.( ) ( ) to ( ) the boy.
先生:これらを英語に直していこう。今回は関係代名詞を使わないパターンが入っているよう。それがどれか見抜いて英語に直していこう。あと条件として、関係代名詞を省略出来る場合は省略してね。ちなみに「~したい = want to ~」だよ。
先生:では確認するけど、この3つのうち2つが関係代名詞を使うパターンだね。それって何番と何番?
生徒:10番と11番
先生:いいね。10番と11番は「私が会いたいその少年」という日本文があって…
10.the ( ) 【( ) ( ) to see】
11.The ( ) ( ) ( ) to see ( ) Bob.
先生:このように関係代名詞の固まりが先行詞を修飾する関係があるからね。ではそのうち10番を見ていこう。ずばり、これを英語表現にして。
・
・
・
先生:どうなった?
生徒:the boy that I want to see
先生:お、いいね。でもそれだと単語が1つカッコに入りきらずにあふれてしまうね。今回は関係代名詞は省略することになっていた。だから…
the (boy)【
先生:11番だ。これって何型になる?
生徒:頭でっかち型
先生:いいね、その通り。では英語に直してみよう。
・
・
・
先生:どうなった?
生徒:The boy I want to see is Bob.
先生:正解!
11.The (boy)【 (I) (want) to see】(is) Bob.
先生:このようにやってあげればいいね。そうしたら12番だけど…
12.( ) ( ) to ( ) the boy.
先生:これの最初の2単語だけ言ってもらおうか。何と何?
生徒:I want
先生:お、いいね。これは日本語に注目すると…
12.( I ) ( want ) to ( ) the boy.
先生:このように主語が「私は」となっていて、動詞が「~したい」となっているね。だから主語と動詞を I want と決めて頭から書き始めればいいんだ。あとは残りのカッコに see を入れて…
12.( I ) ( want ) to ( see ) the boy.
先生:これで完成だ。12番は関係代名詞を使わないパターンでした。
13・14・15問目:関係代名詞を使わないパターンと区別しつつ型が何か判断して英作Ⅱ
先生:では13・14・15問目ね。英作してみよう。13番は文でないから小文字スタートのピリオド無しね。
13.the ( ) ( ) ( ) two ( )( )
14.Do you ( ) the ( ) ( ) ( ) two ( )( )?
15.( ) ( ) the ( ) two ( ) ( ).
先生:これらを英語に直していこう。今回も関係代名詞を使わないパターンが入っているよう。それがどれか見抜いて英語に直していこう。関係代名詞を省略出来る場合は省略してね。ちなみに「辞書 = dictionary」、「2日前に = two days ago」だよ。
先生:では確認するけど、この3つのうち2つが関係代名詞を使うパターンだね。それって何番と何番?
生徒:13番と14番
先生:いいね。13番と14番は…
13.the ( )【( ) ( ) two ( ) ( )】
14.Do you ( ) the ( ) ( ) ( ) two ( )( )?
先生:このように関係代名詞の固まりが先行詞を修飾する関係があるからね。では、ずばり、13番を英語表現にして。
・
・
・
先生:どうなった?
生徒:the dictionary he used two days ago
先生:素晴らしい!
13.the ( dictionary )【( he ) ( used ) two ( days ) ( ago )】
14.Do you ( ) the ( ) ( ) ( ) two ( )( )?
先生:これって何型になる?
生徒:尾ひれ型
先生:いいね、その通り。では英語に直してみよう。
・
・
・
先生:どうなった?
生徒:Do you want the dictionary he used two days ago?
先生:正解!
14.Do you ( want ) the ( dictionary ) 【( he ) ( used ) two ( days )( ago )】?
先生:このようにやってあげればいいね。素晴らしい!ではラスト15番だけど…
15.( ) ( ) the ( ) two ( ) ( ).
先生:関係代名詞を使わないパターンだね。これの最初の2単語だけ言ってもらおうか。何と何?
生徒:He used
先生:お、いいね。
15.( He ) ( used ) the ( ) two ( ) ( ).
先生:このように主語・動詞を決めて、その後に「~を」にあたる目的語を持ってくるパターンだね。ということで残りのカッコに 必要な単語を入れて…
15.( He ) ( used ) the ( dictionary ) two ( days ) ( ago ).
先生:これで完成だ。みんなよくここまで頑張ったね!素晴らしい!!これで目的格のプリントの内容を一通り扱ったから、あとは英語表現を作れるように家で復習しておいてね。ではこれで今日の授業はおしまいです。気を付け、礼!ありがとうございしたー!!
*ここまででプリントの10番から15番までの内容を扱いました。プリント一通りの日本語を英語の表現に直せるように練習しましょう。お疲れ様でした。
以下でプリントをダウンロードしてご利用下さい。
関係代名詞 目的格 問題 sizeA4.pdf (119 ダウンロード)関係代名詞 目的格 解答 sizeA4.pdf (111 ダウンロード)
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