こんにちは、育伸開発です。前回の記事「【中1英語・指導案】助動詞canの授業の進め方(1)」で肯定文の作り方までを紹介しました。今回はその続きで、疑問文・否定文の作り方の授業の仕方を紹介します。
疑問文・否定文の作り方を教える授業のポイント
1.助動詞を主語の前に出すと疑問文になる
2.疑問文は「~できますか」と聞く内容になる
3.否定文は助動詞にnotをつける
4.否定文では~出来ないという意味になる
5.canの否定形は短縮形でのみ使う
では早速授業風に進めてまいります。
疑問文と否定文の作り方ポイント
先生:気を付け、礼!お願いします!今日の授業は前回内容に引き続いて、canを使った疑問文・否定文の作り方についてだ。目標は、どうやったら疑問文や否定文を作れるのか理解して、日本語の意味をわかるようにすること。そして実際に英文をある程度作れるようにすることだよ。まずは鉛筆置いてホワイトボード見ててね。
*以下青枠内は板書の例です
肯 You can play the piano.
先生:まず、肯定文を書いたよ。英文を日本語に訳して。
生徒:あなたはピアノを弾くことが出来る。
先生:そのとおり。では、この文で助動詞にあたる単語があるけれど、それはどれかな?
生徒:can
先生:そうだね。ということで、こんな助動詞を使った文を疑問文にするには、助動詞を主語の前に出す。~できますか、と聞く文にするんだ。否定文を作るにはcanにnotを付けてcan’t、~することが出来ない、とする。
↓否定形にする
can’t
疑問文を作る
先生:これがルールだ。いいかな?
生徒:はい
先生:じゃぁ、肯定文を疑問文にしてね。どうなる?
生徒:Can you play the piano?
肯 You can play the piano.
↓助動詞を主語の前に出す
疑 Can you play the piano? ~できますか
先生:いいね。このように助動詞を主語の前に出すことで疑問文になるんだ。~できますか、と尋ねる訳になるよ。では疑問文を訳して。
生徒:あなたはピアノを弾くことができますか。
先生:そのとおり。
疑問文にyesで答える
先生:そうするとこの疑問文に対して、yesの答えとnoの答えがあったね。これはいつも通りのルールで決まってくるから確認するよ。まずYes,の後だけどここに来る主語は何?
生徒:I
先生:そうだ。あなたは~?と聞いているから、私は~と返すのだったね。次だけど、疑問文の主語の前を見てね。Canで聞いてるけど、その場合は何で返すの?
生徒:can
→Yes, I can.
先生:正解。つまりYes, I can.となるんだね。訳して。
生徒:はい、できます。
先生:その通り。実はこれはYes,の後にI can play the piano.と肯定文が来ているのだけど、くどい所を省略している文だったね。
→Yes, I can play the piano.
疑問文にnoで答える
先生:では続けてNo,の返答文作るよ。No,の後は何が来るか、全部言って。
生徒:I can’t.
先生:正解だ。Noの場合は否定を表すnotをセットにして、No, I can’t.とやってあげてな。それで、いいえ、出来ません、と訳せばいいよ。ちなみにこのcan’tの後に省略されているのは何かな。
生徒:play the piano.
先生:正解
→No, I can’t play the piano.
先生:これも先ほどと同じで、実は否定文が来ているよ。私はピアノを弾くことができません、という文のくどい所を省略してあるんだ。