【中1英語・指導案】助動詞canの授業の進め方(1)

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こんにちは、育伸開発です。
授業の進め方について指導マニュアルを作成しました。塾の先生を始めたばかりの方、息子さんや娘さんに英語を教える保護者の方など、是非ご参考下さい。今回は導入から肯定文までの内容になっています。

授業を進める上で抑えるべき要所

1. 助動詞の後は動詞の原形が来ることと、日本語訳が「~(することが)できる」となることの紹介
2. canを使ったらどういう文ができるのかを紹介
3. 主語に三人称単数が来ない文をもとに例文を説明
4. 主語に三人称単数が来るパターンでどうなるか例示

では早速授業風に進めてまいります。

導入部分の授業

先生:気を付け、礼!お願いします!今日の授業は助動詞のcanについてだよ。canを使った分の仕組みがどうなっているか理解して、実際に肯定文をある程度作れるようにするのが今日の目標だ。

*以下青枠内は板書例となります。

助動詞 can
形:助動詞+動詞の原形
訳:~できる

先生:まずはいつものように形と訳を覚えよう。ノートを取る時間は最後にあげるから、今はまだノート取らないでね。まず、形は「助動詞+動詞の原形」となるよ。「can+動詞の原形」って言ってもいいよ(→板書のうち覚えるべき要点を消す)。今消して下線にした所は覚えてね。
訳は「~することができる」だ(→板書のうち訳の部分を消す)。この消した所も覚えてね例えば、「私は速く走ることができる。」とか「彼は上手にテニスをすることができます。」なんていう文を作りたい時に使うよ。

助動詞 can
形:      
訳:~    

ではここまで確認だ。下線部分を聞くから答えてね。canを使う時の形は何プラス何だっけ?
生徒:助動詞+動詞の原形
先生:そうだね。ではその時の訳は?
生徒:~(することが)できる
先生:そうそう、いいね。じゃぁ実際に例を出すから見ていこう。


肯定文の授業

I run fast.

先生:こう書いたけど、fastの意味はわかるかな。
生徒:速い
先生:速いはダメで、速くという意味だ。今はまだあまりわからなくていいけど、fastは副詞という言葉の仲間で一般動詞を修飾していて、速くという訳になるからね。じゃぁこの英文を日本文に訳して。
生徒:私は速く走ります。
先生:そのとおり。runという動詞が現在形になっているから、普段について、私は速く走る、と言っているんだね。じゃぁ、ここにcanを入れたらどのような英文になるか考えてみて。そのときに確認したいのは文の位置だけど、ここの主語と動詞の間に入るよ。・・・じゃぁ英文言ってみて。
生徒:I can run fast.

I run fast.
canを加える
I can run fast.

先生:いいね、正解。ここのrunの左にcanが入れば、can+動詞の原形という正しい形になるね。ではこの英文を訳して。
生徒:私は速く走ることができる。
先生:いいね、私は速く走ることができる、となるんだ。では次の例文を見てみよう。

He plays tennis well.

先生:こう書いたんだけど、2か所確認するよ。まずplaysのsって何のsかな。
生徒:三単現のs
先生:そうだね。最後のwellはどういう意味かな。
生徒:上手に
先生:よく言えたね。これも副詞だから上手だ、ではなく、上手に、と訳すよ。文の訳は、彼は上手にテニスをしますだ。じゃぁこの例文にもcanを加えてみよう。文はどうなる?
生徒:He can play tennis well.

He plays tennis well.
canを加える
He can play tennis well.

先生:素晴らしい、正解!助動詞canの後は動詞の原形が来るから、playの後の三単現のsは落ちるよ。助動詞が出てくると三単現のsを気にしないでいいから楽になるよ。
生徒:おおー、よかった。
先生:じゃぁこの英文を訳して。
生徒:彼は上手にテニスをすることが出来ます。
先生:その通り!ということで、ここまでがcanの肯定文についての説明でした。ここまでノートを取ってください。あとcanを使った例文に日本語訳も加えて書いておいてね。

*以下青枠内は生徒に書き写させる時の板書の例となります。

助動詞 can

形:助動詞+動詞の原形
訳:~できる

I run fast.
canを加える
I can run fast. 私は速く走ることが出来る。

He plays tennis well.
canを加える
He can play tennis well. 彼は上手にテニスをすることが出来る。
              *動詞を原形にする

つづく

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